叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

ひどい仕打ちだ。

土曜日は、週に一度のこども絵画教室のセンセイになる日。

今日は野外スケッチの日。植物園前に集合です。

こどもちゃんが、道具を持って集まって来ます。

 

それにしても暑いなぁ…。




なんて思っていると




(♪ダンダダダダン……BGM)




何も言うてないし!!!!





き、来ましたね、社長出勤ですね『クレヨン兄妹』…。

お兄ちゃんのシンちゃん、
妹のひまちゃんでいっつもやりたい放題です。

ってか、何タバコ吸ってんの!!
と思ったら、ガチャガチャのおもちゃらしく、息を吹いたら先が光って、煙(多分何か粉が出る)と言う巧妙なモノでした。





彼らは何か非常にかしこくて、私なんか見透かしちゃってます。
しかも独特のセンスをお持ちで、シンちゃんは小6にしてかなりのデッサン力。

 

で す が

 

一旦集中しなくなると、もう描かない。
すねるか「帰る」を連呼するか、DSとりだすか…。



だから私たちの仕事は、コドモちゃんたちが「わーい」と
いきいきノビノビ描けるお手伝いをします。




今日の野外スケッチなんて、走り回れるし、広いし、持ってこいなのです。

それにしても、暑い…。


















 

「な、なんでしょう?」

 


「もともとはみんな白いねん。
今日はええ天気やで、ほらみんなこうやって絵、描いてるやろ。
ほんでな、絵の具入ったバケツ持って
“ああ〜!”ってこぼして付いた色がコレや。」


「え、じゃぁこの植物園全部の花が…?」

 

「そぉ〜や。」


恐れいりました。









そんなこんなで、描き進めていたのですが、
妹の“ひまちゃん”がいつものごとく


「なぁ、あんた。何描いたらいいの〜?」

と、よじ上ってきました。


が、
これが命取りに。








あぁ!!!そうなんです!今日、

とわかっていながら
着てきてしまったのは、この、私です!


スタッフジャンパーを渡されたので
「これなら暑いけど風通さないし、丁度よかったわ♪」
なんて思った私が甘かった……
暑さと湿気にやられたスタッフジャンパー内はえらいことに。



「なぁ〜!この人クサイで〜!来て〜!」

 

呼ばないで(泣)

 

 

と、好奇心いっぱいでやって来たのは、
可愛い1年生坊やの"ひーくん"じゃないですか!
ひーくんは私に懐いてくれてる、かわいい子。
この子にだけは、かがれたくナイ!


小さいひーくんは、ある作戦を立て、ひまちゃんに耳打ちしました。



ひー「ぼくがあっちのお花畑まで走ってくるから、その間にひまちゃんは…コソコソ」


ひーくん。こしょこしょハナシになってないよ。



 

あ、作戦が開始したみたいですね。
走り抜けるひーくん。
かぁわいい☆





と思うのもつかの間、






たまらなくなって、私は叫びました。



腕をめくり、半信半疑なしんちゃんの鼻へ







































◆今日のひとこと