毎度おなじみになりました、私がアルバイトをしている絵画教室シリーズ、
「アトリエ無法地帯」。
今日も楽しくいきましょう!
今回のお題はこれ!
毎年傑作がうまれる、恒例の授業です。
まず、この日は何かがおかしかった。
アトリエに早く着いくと、鍵が閉まっていて、ガラス越しに室内をのぞくと、
上司が真っ暗の中でイカにまみれていた。
どうやら電気をつける途中、イカの箱を蹴ってしまったらしい。
モチーフがぁぁあああ!
気をとりなおして、イカは朝早くに市場から買ってきたもので、とっても新鮮でした。
子どもたちは普段、スーパーの、パックになっているイカしか知らないだろうと踏んで、
自分でモチーフを取りにいきましょうってことにしました。
ぎゃーぎゃー言いながらヌメヌメのイカを手に取るこどもたち。
「キモーーイ!」のオンパレードでした。
たしかに、触った手は本当くさくて、
わたしも何度か使いっぱしられてイカを運んだのでなまぐさかったです。
さて授業をはじめようじゃないか、きみたち。
モチーフのイカを目の前に置き、じっくり観察してかく。
このように、じっくり観察することで、モチーフに愛着がわいたりします。
わたしも受験でデッサンをやってきたので、このきもち、わかるなぁー。
感じたことは、ストレートに画面にでますからね。いいことだぞ! その調子だよ!
はいはーい
…………。
……おっと? 大丈夫か……… な?
ギリギリじゃないか? これ、掲載ギリギリじゃないか?
あーなんかイヤな予感がするぞー
イカの口から筆ズブズブってもう! 何考えてんの!!!!
先生信じられないわ!
かわいい顔してなに言ってんの?! こわい!もうセンセイこわいもん!
ほら見てくださいよ、完全にモチーフとしてのイカじゃぁないですよ。
犯されたイカですよ。これは。
あーひどい。げっそりやで。
この日、
残ったイカは食用にいただいて帰りました。
イカなんてさばいたこともなく、
イカれいぷシーンがフラッシュバックし、
イカの生臭いにおいの中で、
かなりこたえた私なのでした…。
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