叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

脈絡なく「まず結婚」っていうてくる人、なんなん?

今日、会社の人が「あたらしい掃除機を買ったんだ」って話をしていて、

「いいですねー。わたしもほしい洗濯機あるんですけど、家がせまくて搬入できないから、引っ越さないと買えないやぁ」って話してた。

そしたら別の、おばちゃん(中国ご出身)が言った。

f:id:mi-anna:20170821210537j:image

……こうゆう、なにげない、おせっかいなおばちゃんはどこにでもいて、

男女問わず独身であるだけで、

脈絡なく「結婚」の話にうつす。

ほんとうに、ほんとうに、…ほんっっっっっとうにうっとうしい。

 

私は、もう、29になるというのに、

いまだに学生みたいな部屋で、ひと口コンロのクソ狭い部屋で生活してる。

家電も学生の時のまんま。

まだ使える。全然壊れない。ボッさい家電ほど丈夫で壊れない。

 

結婚した友だちの家に行くと、さすがワンステップアップしてるだけのことはあって、

あたらしめの家電、広い部屋に三口コンロ。旦那さんの夕食を気にして過ごす、人の居る生活。

 

うらやましい。なにがうらやましいって…?

広い部屋が?  あたらしい家電が?   旦那がいる生活が?   そう。

 

じゃあ引っ越せばいいじゃない。

家電を買えばいいじゃない。

うん、ここは、夢じゃない。

うらやましがってるけど、友だちも共働きで頑張ってるし、部屋が広い分、根気強く通勤してる。

ないものねだり。

 

 

じゃあ  旦那は?結婚って…?  ひとりではできないよね?   相手ありきのことだもの。

相手の気持ちやタイミングも尊重したし、自分だけの人生設計でどうにかなるものなの?

それとも無理やりどうにかするもんなん??

 

 

どうして「結婚しろ」なんて、赤の他人がそんな軽い文句で言えるの?

何様なん?

 

 

お盆は実家に帰った。

久しぶりに長く滞在して、

リフレッシュできた。

自分が育った土地で、張り切る必要のないメンツに会って、グズグズでも、成果がなくても、

「ここで健康に働いてさえいれば、オーケー」な地。

 

f:id:mi-anna:20170821212031j:image

母は保育士で毎日新しい、子どもや他の先生との可愛くておまぬけなエピソードを話してくれる。

f:id:mi-anna:20170821212019j:image

父は親戚の子どもたちにいつも人気で、

「おっちゃん!おっちゃん!」といつもみんな嬉しそうに寄ってく。

 

 

「両親と、子どもを育てたらどんだけ楽しいかな」と心から考えてしまった。

 

 

自分が故郷を離れている10年間、

いとこに子どもが生まれたり、ばーちゃんが死んだりといろいろあった。

 

「生きてる方のおばあちゃんと、

過ごせるのは、あとトータル時間にするとどれくらいだろう」と思うと、後悔したくなくて、おばあちゃんと2人で旅行に行った。

 

 

確実に、老いていく。

おばあちゃんも、両親も。

 

わたしだってや。

 

 

さて、どうする。

真剣にどうするか、考える。

 

 

いつも選択肢は3つ。

 

このままか

帰るか、

探すか。

 

 

家族なんて近けりゃうざいし、

遠けりゃ放置なもんや。

でも、私の「幸せ」の基準が、

30歳を前にして、みつけそうな気がしてる。

 

 

そんで、それを実行していきたいんやけど、

たとえばお付き合いしていきなり「結婚どうですか?」なんて、言えるわけないでしょうよ。

なあ、会社のおばさん、結婚ってどうやってするの?

おばさんみたいに心ない人でもできんだから、むずかしいことじゃないよね?

 f:id:mi-anna:20170821212040j:image