ハマったゲームは『ギフトピア』っていう、ゲームキューブのゲーム。
弟が買って、わたしが高校生か浪人生のときに一緒にやらせてもらってたんだけど、世界観や音楽、ストーリーに惹かれてた。
『ギフトピア』(GiFTPiA)は、南の島「ナナシ島」に住む少年ポックルが、大人になるための方法を探す戦闘がないRPG。
影絵のようなオープニング映像や、島人の不思議な喋り口調、狂気的な動きが面白く、ポックルが大人になるにつれ起きていられる時間が伸びたり、入れる店が増えたりするのが楽しかった。
どうぶつの森とギフトピアのちがい
わたしは初期の頃からどうぶつの森が好きでやってた。あつ森も発売から2年経った今もなにをするわけでもなく、やってる。
あつ森のストーリーとしては「借金を返す」「橋や階段の資金集め」など、基本的に「カネ」中心に話が進む。タヌキの懐に入るカネだ。
借金が終わると、途中から「お金欲しい、レア家具欲しい、レア住民来て欲しい、さらにさらに豊かな島へ…!」としているうちに欲深くなってる自分に気づく。
「資本主義社会で働く、リアルの生活に似てない?!」とゾッとしてきた。
可愛らしい世界観なのに、Twitterでは住民とカネの交換がおこなわれたりしてる。現実世界のダメなとこ、反映されちゃってるやん…!
今は家具や料理のデザインのディテールを楽しむためにやってる。ミニチュア作品を眺めてて楽しい気持ちに似てる。
同じ島の中で暮らすという点では同じ
ギフトピアのナナシ島では、島民は働く人・住む人関係なく、それぞれのライフスタイルで生活している。おばあさんは早朝に太極拳してたり…。
用事があればその人に合わせて自分が動かなきゃいけない。厳しい法律もある。
ロールプレイングだからあたりまえかもしれないけど、ちょっと社会人の根回しに似てる。
ギフトピアのほうが1日が短いし、一日中働かされているフクロウやカッパは居ない。
理不尽なことがある
まず、ポックルは最初囚人としてスタートする。逮捕の理由が、大人式(成人式)に寝坊したから「反逆罪」とみなされたこと。
けっこう怖くない?小さい島なんだから、誰か起こしに来てあげてよ…。
その後も、ちょこちょこルールを破るだけで速攻、パトカーの音が聞こえて逮捕される…。島長、独裁者やんけ。
その点、あつ森は逮捕の心配はないよね。道徳のお手本みたいなひとしか住んでないから(タヌキとキツネとプレイヤー以外は)
キノコを採るのにハマってた
キノコが採れるのだけど、夕方や雨の日、夜や入れる場所によって特殊なキノコが見つかる。
でも、時間内に確かお布団に入らないと「未成年だから」と逮捕されてしまう(すごい法律!)
だから、夕立の降る夕方に、ギリギリを狙ってキノコを採りに行って、間一髪でベットに入る…!っていうのが、とっても平和なんだけど子どもの頃にした「ちょっと悪いこと」のようにスリル満点で楽しかった。
特に音楽が大好きだった
ある程度大人になっていくと、島にあるBARに入れるようになる。そこのジュークボックスにお金を入れると音楽が聴ける。
この音楽がどれも好きで、特に『キンニャモニャ』が好きだった。今でも歌える。あのアルバム無いのかな?欲しいなー。
あとでwikiで調べたら
ナナシ島には「ナナシFM放送局」というラジオ局があり、ゲーム中は基本的に「ナナシFM」から流れる音楽を聞くこととなる。ニュース、地震速報、宝くじの当選発表などが流されることもある。ポックルがラジオのスピーカーから遠ざかると、音楽のボリュームも小さくなる
とあった。そうそう、動きながら音楽聴けるから、自然と好みのタイトルを覚えて、それをジュークボックスで選択してたんだ。
まとめ 大事な受験時代にこのゲームをしてて良かった
うろ覚えなのだけど、多分わたしは、大事な大学受験生の夏休みにこのゲームをしてた。
受験は一浪までしたのに志望校に合格できず、親からしたら何してんだって話だけど、
今でもこのゲームの豊かな雰囲気を思い出すといい気分になる。
ゲームも、プロフェッショナルたちが楽しんで凝って作ったものは楽しい。あつ森も、使われ方が資本主義に寄ってるけど、作り手のこだわりはとても伝わってくる。それをなぞるのは楽しい。
広告と思惑がチラチラするスマホゲームよりも心に残る気がする。
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