叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

10万円弱のメガネは、眼精疲労の地獄から救い出してくれる?

お題「10万円」

めがね-視力-メガネスーパー
目が悪い人共通の悩み「メガネかけると小さくなる」

どうも目が痛い。
中学生のとき、ソフトコンタクトレンズにしてからもう15年。
起きてるときはずっとつけている生活。

おうち時間が増えて、土日もずっとスマホをいじってタブレットで本を読み、
パソコンで動画を観る1年を過ごしていたので
さすがに目がやばい。


仕事もずっとパソコンなので、夕方になると近くも遠くも見えなくなってしまった。
なんてこった。
特にグレーの文字。全然読めない。

わたしの視力は0.04のど近眼なので、めがねをつけると酔い、気持ち悪くなって、頭痛がして首肩が凝って数時間棒に振ってしまう。
3年おきに、JINSzoffでメガネを買ってトライするものの、やっぱりだめ。
母も超近視で目が悪く、母は昔から「メガネは酔う。かけられない。」と聞いて刷り込まれていた。


眼精疲労はずっと放っておいたけれど、
先日、頭痛が酷すぎて1週間使いものにならない日があった。
仕事中はかろうじて目を酷使できるけど、午後2時になってくると
HTMLのコードの羅列が「ブァン!」と重なって読めない!

家に帰るどころか、会社を出る前にコンタクトを外し、
裸眼0.04で最寄駅まで13分歩き、電車に45分乗る。
多分、犬のうんちを踏んでも気がつかない。
犬には気付く。でも犬のうんちか枯れ葉かは見分けがつかない。

帰宅しても視力なしでは料理がうまくいかない。
夕飯の支度を「頭が痛くなるメガネ」をかけて
ニンジンを切っているとき
西遊記孫悟空も輪の締め付けがあったときは、きっとこんな気分だったろう」
とかなしくなった。仕上がった料理も最悪だった。


そんなとき、ツイッターでフォローしている
やたら肩こりのストレッチを発信しているパーソナルトレーナーの方のyoutu.be見る世界が変わる!?最強のメガネ
という動画思い出した。
嘘やろ?
と思いつつ「いままでのメガネはわたしの目には安すぎるのかも…?」と思い、
5万の予算ときめて、近所のメガネスーパーへ行った。


結論から言うと、わたしは9万5千円のメガネを買った。
細かくいうと、5千円の検査をした。
レンズにあれこれオプションをいれて、5万ほどかかった。


メガネスーパーに入ると、きちんと検温をしてもらった。
カンブリア宮殿に出た機械がうちにはあるんですよ!」と、
わたしと同世代だと思われる、接客がとても上手な敏腕女性にうながされ、
その日は見に行くだけの予定だったのにまんまと購入してしまった!

でも、とても満足している。
目がすごくすごく疲れているときは、このメガネをかけても気持ち悪くなってしまうけれど、
今のところ「早くコンタクト外して、あのメガネを付けたい!」と思う日々。
「10万円だから」かもしれない。

昔、いとこに「このサングラス8万円するんやで!」とブランドものを自慢された時に
「アホみたいに高いな」と心底思った。
今なら言いたくなる気持ちがわかる。
わたしのめがねも福井県鯖江市産のメガネスーパープライベートブランドよ。
やっぱメガネは鯖江でしょう!


メガネを買った日、高い買い物をした自分に高揚して母にLINEした。
「10万円のメガネを買った!」
母には
「宝石ついとるん?」と言われ、わたしが騙されたんだと勘違いしてなぜか慰められた。

「今日のご飯はなんでしょうか?」って聞いてもらえる幸せ

今日の夕飯-献立-同棲
お題「#この1年の変化」

自分にとっての幸せってなにか、コロナがきっかけで見つめ直せた。

今までのゴールデンウィークは旅行して遊ばなきゃ気が済まなかったし、
実家にも3ヶ月に1度帰ると決めてたし、
髪型や化粧や服も年相応にちゃんとしなきゃって思ってた。

4月あたまの「通勤はして、休日はステイホーム」の時期はかなりきつかった。
でも、1度目の緊急事態宣言が出て、職種的にリモートワークが決まってからは、
「もう電車に乗らなくていいんだ」と安心した。

今まで「出かけなきゃ、損!」みたいな気分で、遊びに行っていた。
でも、家に居れば、絵を描いたり
今まで作ってみたかったアマビエのTシャツをデザインしてcreemaで販売したりして、
なにかと忙しく過ごした。

zoom呑みしたときに、
画家の友達が「ずっと絵、描いとる。もうこのままでいいー」と言っていた。
彼女は絵の教室の仕事も、通信講座のようにデッサンを添削しながら
「添削の仕事は、趣味みたいなもん」と言い切った。

それを聞いて、ますます創作活動が捗った。
飽きっぽいので継続できないのだけど、夢中で描いてるときは、幸せな気持ちになった。

わたしは1年前から、彼氏と郊外に住んでいる。
窓を開けると、海からの風と、電車のアナウンスがたまに流れてきた。
すごく静かな部屋で日当たりもよく、とても気に入っている。

彼は出勤しなければいけない職種で、毎日車で通勤してる。
「正直うらやましい。」と、彼が切なそうに話す姿を3回見た。
わたしが緊急事態宣言中も、心身ともに健康に過ごせたのは、彼のおかげだ。

毎日帰ってくるとうれしいし、朝見送るときは「頼むから事故すんなよ」と祈る。

心から好きな人と住めて、本当に幸せだと思う。
好きだな、と思える部分がたくさんあるから
「は?直せよ」と思うことが出てきても、全然カバーできる。

「直せよ」と思うのは、例えば、わたしの部屋は半分寝室として布団に占拠されているのに、
彼が布団で寝ないことだ。
彼はパワフルプロ野球を夜中の2時までやって寝落ちしするので、
週3回くらいしか寝室に来ないから「わたしと寝たくないんかい?」という不満がある。

それに、ソファーで寝るなんて体に悪いじゃないか。
頸椎を痛めそうな体勢で寝落ちしていて、
8年くらい寿命が縮みそうで心配でならない。
「君の寝場所の撤去まであと59回」とカウントをとってみたりしたけど、なかなか改善されない。

でも、彼は絶対に、わたしに家事を押しつけたりしない。
担当のゴミ当番、洗い物当番を黙々とこなして、
弁当男子なので自分の弁当をつくり、帰りはスーパーで買い物をしてきて、必要に応じて洗濯する。

基本てきとーな男なので、埃が舞っててもトイレが汚くても全然気にしない。
わたしに「片付けてよ、掃除してよ」と言うどころか、
わたしが掃除しても、キレイになったことに気がつかないくらい、彼の部屋の衛生センサーは鈍感だ。

良かったな、と思う。
わたしはすぐ散らかしてしまうから、それを指摘されながら住むのはとてもストレスだ。
彼はこたつのすみからエイヒレが出てくるほど汚いので、
掃除に関しては圧倒的にわたしが有利だ。

気がむけばわたしが掃除すればいい。気楽だ。

わたしに直してほしいところもあるかも知れない。
今まで聞いたことあるのは「ラップをちゃんと戻してね」くらいで、
健康に悪いこと以外はほぼ許されている。

毎日、自炊をしたときは今日のメニューをLINEする。
写メするときもあるけど、先に食べてしまうときは一応報告する。



今日、たまたま「先に食べるね」だけ送ったら
「今日のごはんはなんでしょうか?🤤」と返信が来た。
全然たいしたことないメニュー。
トマトスープと、小松菜と豚肉炒めに、大根サラダ。
それでも「やったー」と返事が来て、すごく幸せな気持ちになる。

出かけたり、着飾ったりもいいけど、
自分が幸せに感じる順番がわかった。
大切な人が健康に居ること、おいしく食べられて、ものづくりをして見てもらえること。

この3つがあれば、

「一生ジャージでいろ!」って言われても、わりと平気かもしれない。