叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

関東フラリン旅 No.6 〜東京脱出、いざ栃木〜


ってなわけで、東京脱出。
※GWで、上野駅はカフェの一席すら空いていなかった…。


東京の、人ひとしい様子を見ていると、
人「一人」の存在が霞んで、
毎日のように自殺者が出る感じとか、納得してしまうのです。







ひとを大事にするとか、思いやるとか、



「アナタも私と同じように生きとるのです。」



というあたりまえのことが
かすみのごとくなって、

駅を行き交う人々は、凄まじいスピードで歩き、まるでベルトコンベアーです。








蟻みたい。











以前、大文字山に先輩と登った時、
京都のまちを180度、一望しました。

感動と驚きでしばらく言葉がでませんでした。

家が、星のように小さい。


そのとき、先輩がこんなことを言ってました。




「僕らはいつもあの『箱』に居て、生活してるんだねー。

そんで、いまはこうやって遠目から見てる。

で、またあの箱に帰るんだよ〜。」




まさにその『箱』というコトバがぴったりで、
電車もビルもマンションも『箱』なんです。








みんながこの『箱』を目指して、
並んだり、選んだり、取り合って、お金を払ったりします。


大きい箱も小さい箱も、長いのも丈夫なのも、オシャレなのも、
みんなそれぞれの箱の中で、
さまざまなドラマを育んでいるのですね。


箱が選べない私は、栃木県へ移動しました。

めざすは陶器で有名な益子(ましこ)。
東京から電車で3時間です。








3時間後、日はとうに暮れ、
最終的に乗客3人となったワンマン列車は、無事目的地に到着。