叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

感想『映画の無知のわたしが、WAVESを観た感想。』

『ウェイブス』観てきました。
音楽、色彩、演技でセリフ少なく魅せてくれるのはまさに『映画』と言う感じ。色合いが美しく、特に妹役の含みを持った表情の演技が、とても良かったです。
画面の比率が登場人物の心境に合わせて、広くなったり狭くなったりするのも初めて見ました。

ただ、お話は、マッチョな精神の中で育てられた子どもが道を踏み外すという、アメリカあるある的なストーリー。
そこに対峙する掘り下げはなくて、被害に合った側の立場を想像すると、報われるところがなさすぎて少しキツかった。
オトンもかわいそうですが「てか、おまえやん?」と、父自身のプレッシャーが息子を追いやった罪について、心の中の大阪のおばちゃんが爆誕。しらけた気持ちに…。

助けてくれる大人、心底信頼できる友人がいなくて家族・恋人だけで構成される人間関係が狭すぎて不思議になる。SNS上の表面的な友人はいるってことかな。

後半の主人公も被害者ではあるけれど、彼女のもともとのポテンシャルが良い子だから、ポジティブに向かわせたような気もするし…。

クラブのライティングにパーティーシーン豊富め。音楽推しなのもわかったけど、ジャンルが偏ってるから、
うーん、個人的にはハマらなかったなー。チカチカして目が痛い😣
アニメ・ポケモンの『ポリゴン現象』になりそうで怖かったです。

演技は良いし、小手先で作ったと感じるところも無いし、くだらないとも1ミリも思わなかったので、きっと良い映画なのでしょう。

わたしがわからなかっただけで。

どなたか観に行ってましたら、感想聞かせてください✨🙏