叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

元カレ② まさかわたしが浮気された?!発見直後のベストな立ち振る舞い

前回までのあらすじ

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彼氏のデジカメを見たら
知らん女がおった。


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発見当時どんな状況だったかというと、あいつの家に1人だった。
デジカメを見たのはすまんかったよ☆
だって疑ってたから!
とりあえずLINEに「話があるからよろしくー」と送る。

ここから先はもう、思い出したくもない。
よく覚えてもないし、心はぐちゃぐちゃなのに、泣きもせんかったような。
「大好きな人が浮気してるかもしれない。別れたくない。負けたくない。
良いオンナの振る舞いをしなきゃ…」

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わたしは「これなんなん?」と問い、冷静を装って
淡々と仲直りしたつもりでいた。
これがいけなかった。

嫌悪感に-包まれる-OL
帰りぎわ、今まで味わったことのない嫌悪感に包まれた。
「なぜ行った?写真撮った?」
それだけ。
彼女がいるのに。女の子とデートに2回も行くか???

あれ? わたし彼女じゃなかったんか?
いやいや、わたしの友達に会うとき
彼氏-ワックス-かっこつける
ってナルシスト発言してたしな。
友人にも「彼氏」として会ってたし…。


●当時をふりかえって

「わたしは浮気するような男性を選んだりしないわ」と
たかを括ってる女が、初めて浮気された場合、
直後のベストな立ち振る舞い………なんて、できるか!!!

なんもできないんですよ。
結局。

だって子どものころから仲の良い両親を見て、ティーンもまともに恋愛し、
ちゃんと愛されて育ってきた自負があるんだもの。
「わたしが粗末に扱われる」なんて認めるのは、プライドが許さなかったんでしょうね。

自分をもっと見えてたら「あー。無いわぁ」ってその場を立ち去ることができたのに。

これがアメリカのドラマで、フランクな親友がいたら、
「あんな奴、あんたにはもったいないわ」「そうよねっ」って次に行くんだろうけど、
「そうよねっ」ってならないの!

なぜかって? え?!
プライドは高いのに自己肯定感が低かったからだよっ!!!
嫌悪感に-包まれる-OL
▲感情を呑み込んだ帰り道、自己嫌悪に襲われる。


恋人なのか-わからない-発言
▲恋人と認識する瞬間がまどろっこしい
「大人は告白なんてしない」なんて言う人もいるけど、
「大人こそちゃんと告白したほうがええ!!」とわたしは思う。

スタートからこんな曖昧な、高校生の少女マンガみたいなはじまりは、
この後も大事なことをぼやかされるフラグですからね。

「真剣におつきあいしませんか」という意思表示は、
結婚適齢期を意識する女性へのマナーでしょうよ。
ロクでもない男は、こうゆうフワッとしたこと言いやがるので要注意。

●まとめ ベストな立ち振舞い=見切ること

正常なメンタルか、人生経験豊かなアラサーならここで「あー。無いわぁ」って
パッと切り捨て、
男のバカ発言をスクショして仲良しグループラインにお焚き上げして
女全員からの「ないわー」を浴びせ、笑って次にいくのが正解。

わたしは自身がないから「無いわぁ、まじ無い。(引き気味)」と友達に言われても
「でも彼は」って
擁護し、執着の嵐!だった。

自信はないのに人を見る目はあると自負してた。
「人を信頼するのはあたりまえ」で生きてきた。
どちらかといえば人懐っこい性格だし、
人間関係をパッと切り捨てるようなことは良いことではないと思う。

でも、世の中には「自分の利得のためだけに動く人」もいるということを、
この頃のピュアネスお花畑オンナ(=わたし)にアドバイスしてあげたい。


「彼はそんな人じゃない!きっと!」と思っている乙女よ!
わかるぅ〜〜〜!わたしだって信じたいよぉぉぉ

でも奴らは巧みに「俺への信頼」を利用してくるよ!
それでも一緒にいたいなら、
わたしと一緒に、モラハラ男のとなりをキープする日々を
迎えようじゃないの!

hoshisara.hateblo.jp

元カレ① 27歳のとき、クズかもしれない彼の浮気を見逃した話

27歳の秋。わたし(らんちゃん27歳独身)は人生最大の混乱を目前にしていた。
彼氏のデジカメに知らない黒髪の女が映っているのだ。
デジカメ-女-黒髪

やっぱり…と思ったと同時に、淡々と日付を確認した。
日焼け-バイク-言い訳
9月14日。
あいつが「ひとりで秩父へ行ってくる」と言っていた日だ。
1人ちゃうやん、女子とやん。
しかもバイク…….

デジカメ-のぞく-コナンのように
浮気発見の瞬間というのを、みなさまは体験したことがあるだろうか?
わたしは涙も出ず、荒ぶる感情を抑えながらも
さながらコナン気分で他の写真もチェック….
あれ?ほとんどわたしの写真だ。ん???

デジカメ-女-浮気疑惑
あ!!
で!出た‼︎
秩父と同じ女の子!
かわいいカーリー・レイジェンプソンみたいだわ
そういえばあいつ、好きって言ってたなぁ…

しかもこっちの日付はヤバかった!
盆休み中を修学旅行のしおり風にすると
浮気-しおり-お盆

ハードすぎへん!?
いくらお盆休みでもさ、
わたしとカーリーちゃんをまたぎつつの、
らんちゃんの『働き者&尽くしタイプ』の特製を上手く使って、
自身はカーリーとの箱根タイムをしっかり取れるとれるように
わたしに引越し荷造りをさせる段取りを都合よく立てる….….!!

やられましたわ
わたしの優れた梱包能力をフル活用してくれたよな。
仕事上、お店や出荷業務を経験してるし、
人生で6回も引越ししてるから、荷造りのめちゃ早いこと。
引越し-彼氏-手伝い-元カノ-荷物
あっという間にクズかも部屋の6割を荷詰め。


本当に悔しい!
賢女たちの声が
聞こえてくる….….!!
賢女-声
その通り!!
わたしは誰の母ちゃんでもないのだ‼︎


●当時をふりかえって

omiaiっていう婚活アプリ(マッチングアプリ)で出会って、
付き合った彼氏。生まれて初めて浮気された。

この後3年間、「彼はクズなの?クズじゃないの?」とうだうだして別れることができなかったアラサーのわたし。
周りの友達は同じアプリやネットで出会ってどんどん結婚していく中、
ひとりだけ暗黒クズかご祭りの時代に突入していく……。

これは、当時辛くて悲しくて悔しくて、
一人暮らしの「激せまワンルーム」でラクガキ帳に書き殴っていた記録。
「早く結婚しなきゃ」って焦って、比べて、狂って、泣いて。
アプリを始めたのも、そのため。

クズに捧げた20代最後の3年間は、わたしの教訓。
同じように苦しむ20代後半に「〝結婚しなきゃ〟は呪いだよ」って言いたくて、
恥を載せることに。

今読んでも当時の傷を思い出して、低気圧の日の昔の古傷のようにウゥ…っとなる。
わたしは過去5年間、辛くてこのラクガキ帳を見返せなかった。


久しぶりに見たら「なんてバカなやつと長く付き合ったんだろう」って、心底引く。
わたしの貴重な3年を返せ!わたし!!!

だけどクズ男って本当に楽しくて面白いから、
もし、「わたしってセフレ?」「もうひとり女がいる?」って思ってても、フィルターかけてハマってまうのよね! わかるうううう

●浮気男は行動力がありあまっている


▲彼の行動に疑問を感じて追求するシーン

付き合いたての頃って、朝帰り→昼間解散→夜会ったりしてた。
それで
「あれ? なんでわたしとの空き8時間くらいしかなかったのに、
バイクでわりと遠出したのかな?
友達と約束でも…?
でも昼間LINEしたら1人って言ってたし…。
この人、元気あるなぁ。
そんな中、また夕方にわたしに会いに来てくれたのね!
すてき!好き!!」

とか思ってしまったのよな。
バカか? 
女に決まってんだろーがっ!!!

●まとめ 「クズかもしれない」ではなく、クズなのだ。

もし、パートナーに女の影があって、
その女と会うための時間を自分がつくっていたとしたら…?

あまりにも情けないし、悔しい。
でも、それは優しくてお節介な性格につけこまれただけ。

やさしさとお節介は、基本は人として大切にしていきたい良い部分。

「かもしれない」じゃなくて「こいつ、人の良心につけこんでクズだな」って
さっさと見切りをつけたいところ。

好きで好きでそんなことできないわ!って人は、
わたしと一緒にクズとの楽しい3年(それ以上)を送ってみよう!!!

●次回

『まさかわたしが浮気された?!発見直後のベストな立ち振る舞い』へつづく

レシートの裏の思い出

引越すことになり、荷物を整理している。

ふと、出てくる思い出。

秋田県に行った時のメモを、ここに書いて思い出とともに成仏させたい。

 

2016年の夏、秋田と岩手に旅行に行ったときのメモが出てきた。

多分、行く前のメモに、行った日の思い出を追記したものだと思われる。

 

玉川温泉」という、趣のある、湯治で有名な温泉に連れてってもらった。

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 古くて、温泉の成分で木も鉄も石もドロドロになっていて、今にも倒れそうなヨボヨボのおじいさんや、アトピーに悩む女性が入っていた。

私は離れていたけれど、お湯に入りながら、それぞれの悩みを、話していた。

 

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翌日は、彼が「秋田県の男鹿の花火がすごくいいんだよ」と言って、向かった。

音楽に合わせて花火が打ち上げられる。

この年はわたしの大好きなミュージカルメドレーで、もう、本当に本当に最高だった。

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彼と別れて一年が経とうとしていて、

年末にむけて「別れの日カウントダウン」をしている自分がいる。

 

あの日から、全く会っていない。

声も聞いていない。

 

引越しの片付けをしてたら、

いらないレシートが出てきて、捨てようとした。

裏面に「沢山の思い出を、ありがとう。」って。彼の字。

知ってる。これ、前も見つけて、「わーっ」

てなって、元に戻したんだ。

 

 

 

彼にしてもらったいろんなことが、

ちゃんと思い出になって、過去になっていくよ。

 

元気かな。

叶わなかった恋も、ひどい仕打ちをされても、

受け取った愛情は忘れられないもんだわ。

 

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