叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

相手をコントロールしようとすると、ろくなことが起こらない

半年くらい前に、恋愛指南書を読み込んだことがあった。

山田玲司さんの

『モテない女は罪である』

略して『モテ罪』!

なかなか挑戦的なタイトル。

モテ本なんぞ恥ずかしいけど、一時期持ち歩いてた笑

自分の指針みたいなものがブレブレだった。

どれだけ友だちに相談しても、ネットの記事や、本を読んでもそ「そうかもしれない…」「昨日の考えはやっぱ撤回だ!」と右往左往するばかりで困った。

そんなとき、高校の先生が受験のときに言っていたことを思い出した。
『参考書は何冊もいらない。一つの参考書をボロボロになるまで頭にたたきこむ!』
受験勉強が大嫌いだったので、当時の先生の方法は実践できなかった。

でも実践すべきときがきた!
いちばんしっくりきた『モテ罪』を片手に、読みまくった。
そして、悩んだり、実践すべき状況になったら、そっくりそのまま、本通り実行した。
自分を殺して…とかそんな苦なことじゃなかった。

 

自分軸がぼやけてる時期だから、新卒のようにまっさらで、

「こうきたら、こう」みたいなマニュアル人間がそのまま返す感じ。


その本にあったのは、
「何があっても笑顔でいること」
「"ご機嫌"を保つために自分を甘やかすパターンをつくること」。

笑顔のルールは守りまくった。とくに会社で。
プライベートでは、彼氏と別れそうだし親族は亡くなるしで

全然笑えないんだけど、

"やんでますオーラ"で仕事するのは仕事に対して甘えだと思うから。

笑顔で挨拶すれば会社用の私が登場して、気分は勝手に仕事モードになるから。

「笑ってさえいれば、勝手にスイッチが切り替わるポテンシャルを、

自分は持っている」ことを信じてた。

 



そして、自分を甘やかすパターン=これやれば自分はご機嫌になる!という行動パターンをつくった。
自分の場合、

「ほんのちょっぴりのワインとチーズを嗜みながらニコ生を見ること」

「考え過ぎたらプールでひたすら1キロ泳ぐ」
「癒されたいならイケメン整体師のいる近所の接骨院」へGOを実践してた。

もちろん、ドーナツも食べた。(←玲司先生お得意のドーナツ技☆)

ヘラヘラと気分よくなって、

ぐっすり寝たら朝が来る。

 

そしてまた会社に行ったら

笑顔で「おはようございます」が言えた。



楽だったよ。
うまくいかなければ本

のせいにすればいいし、
うまくいけば実行した自分を自分で褒め称える。
友だちにぐちったり相談するよりも、友だちを傷つけるリスクは少ないし、
本通りしてもうまくいかないなら、諦めもつくや。

3ヶ月やってみよう、と思ってた。



そしたら、不思議なことに明らかにイライラすることが減った。
まず、職場でのイラつきが大幅にダウンした。
自分の「せっかち問題」でイラついてた部分が、

自分自身を甘やかしてご機嫌状態をキープすることで優しい気持ちが大きくなった。

 


「自分を甘やかすのって良くない」というムードが、

ニッポンジン魂的には美徳とされがちだけれども、

チョコモナカジャンボひと欠けとコーヒーで幸せを感じられるなんて、

安くて幸せ者でしょう?いいじゃん。

 

そして気づいたら、この思考回路が習慣になって、

人への許容範囲が広がってた。

 

だから、

今までは仕事で思い通りにならない後輩や、

プライベートではパートナーにイライラしてきてたけど、

そのイラつきは伝わって、どの人も結局離れていっちゃった。

 

「思い通りになる」ように「相手をコントロール」しようとした、

大変おこがましい態度は伝わってしまうもんだ。

 

いろんな恋愛指南書には

「こうすればモテる」「愛される」「とりこになる」なんてよくあふれているけれど

どれも相手をコントロールしようとしてるので、結果、ろくなことにならないもんです。

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相手をコントロールして変えるのはほぼ無理だし、難しいけれど、

自分を変えるのは習慣次第でなんとかなる。

 

つらいときに笑うのは我慢が必要で、

とても辛いんだけど、

ムスッとしているよりも、ずっとずっとうまくいく流れをつかめる。

 

痛々しい笑顔じゃなくて

いつでも笑顔でいる!って決めた、ポリシーある笑顔は、

ご機嫌サイクルに巻き込める人間に、

なれる!