叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

温泉旅行が台風でつぶれても女子旅を決行した思い出の夜

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結婚と妊娠で急にまる1年疎遠になってしまった友だちモちゃん。
日曜日に突然電話くれて、
元気な赤ちゃんを抱っこしてベランダで笑う幸せそうな姿に泣きそうになってしもたよ。

 

「出産痛かった?」って聞いたらわりと我慢強い性格のため相変わらずクールな返答。
疎遠な一年が20分で埋まる友情。
機嫌が最高。

 

ヒップホップ調になってしまった。

 

「環境が変化しすぎて…」

モちゃんは子どもが産まれたことでもうみんなと気軽に遊べないことを憂いてた。

 

独身時代の夏休み、電話をくれたモちゃん含め仲良し4人組で加賀温泉旅行へ行く計画を立てたことがある。

 

わたしがまとめて予約し切符も郵送済み!

「いざ明日からみんなで女子旅じゃ!」って日に台風が生まれた。

 

予報では目的地直撃。

乗るのを密かに楽しみにしてた特急サンダーバードも運行中止に…!

 

「今、移動すれば全員集まれる…!電車が止まる前に…!

でも、みんな各地にいる。

東京、大阪、三重県が集合できるのは京都…!

京都しかない!……!」

ってことで、

台風が来そうな湿っぽい風のなか、京都駅に集合!

 

「きゃー!久しぶりー」なんて騒ぎたいところだけど、サンダーバードの返金処理を長蛇の窓口で各々していた。

 

やっとのことで集まれて、

その場でモちゃんが見つけてくれた京都のホテルを予約!

 

怪しい雲行きの中、ホテルへ移動。

チェックインのロビーはこじんまりしてたけど、シックなデザインでお嬢様気分に「キレイ!めちゃキレイ!」を連呼。

 

 

スパが屋上にあって、予算内におさまるのにラグジュアリーなホテル…!

「ようこんな素敵なとこ知ってたなぁ!」って言うと、「前、飲みすぎて終電逃したときにカオルちゃんと泊まってん」って言ってた。

ほんとに女友だちと…?

飲みすぎたらカラオケじゃなく、こんなええとこに?

 

友だちの大人な夜疑惑はいったんスルーして、

わたしたちは台風の前の買い出しに出かけた。

 

ーつづくー