叶う瞬間はごく平凡

ずっと結婚したがってて、結婚した、30代半ば女の日記

「半径5メートルの野望」を読んで出勤する朝

今週のお題「最近おもしろかった本」

 

ブロガーのはあちゅうさんの本『半径5メートルの野望』を買ってみた。

はあちゅうさんは、AM(アム)の連載とTOKYO MXのコメンテーターで知って、

センセーショナルな感覚で、温度のない言葉を使う記事が気になっていた。

 

もともと、はあちゅうさんの

「リスクを取らない惰性の日々は、現状維持か後退でしかない」という

ワンフレーズがかっこ良くて、ファンになった。

たしか

ナンパごときが出来なければ、もはや社会人失格 /仕事上手は恋愛上手 byはあちゅう | by.S

というなんだかすごいタイトルの記事の一文だった。

 

今回、本を読んでいても、文章が的確で、

キャッチーで、かっこよくて、「いいな!」と思う

フレーズがたくさん出てきた。

それだけでも、自分の仕事に関連して勉強になった。

 

心に残ったことを少し書く。

「中傷とどう立ち向かうか」という節で

さんざん批判と中傷を浴びせられ、ブログも炎上しまくったはあちゅうさんの一文が

ちょー胸にきた。

「私だって、批判されるのは嫌です。半分、強がりなのかもしれません」

「でも"強いフリをすること"と"本当に強いこと"にどれほどの違いがあるでしょうか"

 

……!!!

か、かっけーーー!

 

これ自体を「強がりだ」と言う人もいそうだけど、

そうだよ!その通りだよ!大差ないと、私も思う。

 

 

これ、強がり以外でも

もしかして言える…?

 

強い   "フリをすること"  "本当に強いこと"

優しい  "フリをすること"  "本当に優しいこと"

かわいい "フリをすること"  "本当にかわいいこと"

性格いい "フリをすること"  "本当に性格いいこと"

 

深い仲でなければ、

受け手には多分、気づかれない。

 

 

話は少しそれるけど、

SNSで、

毎日が充実している"フリ"をして、

ネットを通してリア充実ぶることは容易い。

 

 

別に、頻繁に海、山、川、バーベキューに行かなくたって、

撮り貯めた写真をマメに編集して記事にし、

土日がめちゃくちゃ充実している人に見せることはとても簡単だ。

 

すべてはプロデュース!

 

心の持ちよう。

「強がり」だって、

プロデュースのひとつで、

「強がりきれる人」ってのは、

黙っていれば本当に強いことになる。

 

優しいふりも、可愛いふりも、性格いいふりも、

外で定着してしまえば、それが「わたし」になる。

 

 

「本当の自分」なんて、自分だけ知っていればいいような気がする。

強い人はかっこ良くて憧れるし、

優しくされたらうれしいし、

かわいい人には、なにか教えたりあげたりしたいし、

性格良さそうに見える人は、たとえ偽善者っぽく感じても、何もしないでブーブー言っている人よりもずっと影響力ある。

 

「フリをする」のは、

大人のかしこい技だったりもするけど、

痛々しくならないよう、

さりげなく取り入れるのがポイントだとも思うけれど、

そんなことどーだっていい。

 

「フリをする」=「演じる」ことで、

うまく回ることが多いのであれば、

じゃんじゃんそうした方がいい。

「フリ」をするのに疲れたら、

こっそり恋人や親友に「疲れたよー」って言えばいいよ。

 

そうやって、うまくやりくりしていけたらいいよね。